(1)国外労働者保護重視のフィリピン
フィリピンの人々は陽気で好奇心旺盛、家族を大切にし、協調性があります。経済は発展していますが、物価高や賃金格差の拡大が課題です。初等教育から英語教育に力を入れており、公用語として英語が広く浸透しています。このため、外資系企業のコールセンターなどで英語を活かして働く人も多くいます。
海外で働く場合は、海外雇用許可証(OEC)の取得が必要で、手続きはフィリピン海外労働者事務所(MWO:旧POLO)が担当します。雇用トラブル防止のため、企業側にMWO手続きや渡航費の負担義務があります。また、採用時はフィリピン移民労働者省(DMW、旧POEA)認定のエージェントを介する必要があり、直接雇用は原則認められていません。
(2)社会情勢に翻弄されるミャンマー
ミャンマーの人々は勤勉で親しみやすく、礼儀を重んじる傾向があります。近年、クーデター後の混乱はやや落ち着きましたが、難民の増加や物価高など、厳しい生活状況が続いています。航空便の制限や高額な渡航費、手続きの遅延も課題となっています。
若者の多くは国外での就労を希望しており、日本やタイが特に人気です。その他、アメリカやオーストラリアを目指す人もいます。国外への渡航は可能ですが、情勢の変化によりタイミングを見極める必要があります。