(1)地理と場所
ミャンマーは東南アジアの西のほうにあって、タイやラオス、中国、インド、バングラデシュとお隣さんです。南側はアンダマン海やベンガル湾に面していて、海沿いの景色も楽しめます。
国土は日本の約1.8倍もあり、東南アジアの大陸部の中では一番広い国なんです。人口はおよそ5,500万人。かつては「ビルマ」という名前でしたが、1989年に「ミャンマー」に変わりました。首都も2006年にヤンゴンからネピドーに移っています。ただ、今でも最大都市はヤンゴンで、経済や文化の中心はここです。
(2)言葉・宗教
公用語はミャンマー語。日本語と文法が少し似ているので、日本語を勉強しやすいと言われています。そのせいか、日本語を学ぶ人もけっこう多いそうです。英語も第二公用語として広く使われています。
国民のほとんど(8割以上)が上座部仏教を信仰しています。僧侶をとても大事にしていて、日常生活の中で寄付や布施をすることが自然に行われています。こうした習慣は「徳を積む」という考え方に基づいているんですね。
(3)歴史と政治
1948年に独立したミャンマーは、当初は民主的な体制をとっていましたが、その後クーデターや軍事政権が続き、政治は不安定な状態が長く続きました。
1988年には学生や市民が中心となった民主化運動が起こり、2015年にはアウンサンスーチーさん率いる国民民主連盟(NLD)が大きな勝利を収めました。しかし、2021年の軍事クーデターで再び軍政が実権を握るなど、今も課題を多く抱えています。
(4)国民性
ミャンマーの人たちはとても思いやりがあって、困っている人がいれば自然に手を差し伸べる優しさを持っています。家族や友人を大切にするのも大きな特徴です。
ただ、日本人が驚くのは「挨拶の習慣があまりない」ことや「ごちそうになっても『ありがとう』を言わない」こと。これは、寄付を率先して行う文化があるからで、見返りを求めないのが当たり前という感覚なんです。また、会話のときに相手の目をじっと見るのは失礼だと考える人も多く、日本とは違う価値観があって面白いですね。
ミャンマーは親日国としても有名で、日本に好意を持っている人が多いので、日本人が現地で暮らしたり働いたりするときにも、わりとコミュニケーションが取りやすいといわれています。
(5)食文化
ミャンマー料理の基本は「ごはん+カレー+おかず」。カレーは「ヒン」と呼ばれ、鶏肉や豚肉、魚、エビなどを使ったシンプルなものが中心です。日本のカレーみたいに具だくさんではなく、ジャガイモがちょっと入っているくらいのことも多いです。

それから、ミャンマーを代表する国民食が「ラペソー」。発酵させたお茶の葉に、豆やキャベツ、トマト、にんにく、唐辛子などを混ぜて作るサラダのような料理です。家庭でも職場でも食べられていて、日本人にとってのお漬物みたいな存在。ミャンマーを訪れたら、ぜひ一度は味わってほしい一品です。
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