ご自身で美しく、分かりやすく家系図を作成するには、いくつかの基本ルールを押さえることが大切です。
 今回は専門家の立場から、初めてでも迷わず家系図を作れるポイントをお伝えします。ぜひ参考にしてください。

(1)基本の配置ルール

男性は左、女性は右に配置します。

・夫婦は横に並べ、実線(または二重線)でつなぎます。

・子どもは親の下に配置し、左から右へ年長順に並べます。

(2)兄弟姉妹のつなぎ方

・兄弟姉妹は、共通の親から縦の線を引き、それぞれを横に並べて配置します。
・並び順は年齢順が基本です(長子を左端に)。

(3)離婚している場合

元配偶者との線は破線や実線で示すのが一般的です。
※単に「実線でつなぐ」とだけすると、「現在の配偶者」と誤解される恐れがあるため、補足をつけましょう。

(4)養子がいる場合

・養子と養親は実線または二重線で縦につなぎます。

(5)前妻(または前夫)がいる場合の配置

父(または母)を中央に置き、前妻を右側、現配偶者(母など)を左側に配置する方法があります。
※この場合、通常の「男性左・女性右」と逆になりますが、婚姻の順序を視覚的に表現する意図があります。
・前妻との間に子どもがいる場合は、どちらの配偶者との子かが分かるように、それぞれの下に配置しましょう。
※前妻が死別または離婚している場合は、必要に応じて名前を小さく書いたり、注釈を入れるなど、見る人に配慮する工夫も大切です。

家系図作成講座・第1回はここまで!

今回は基本的な配置ルールと代表的なケース(離婚・養子・再婚)についてお伝えしました。

家系図作成・入管業務|行政書士たかはし法務事務所